今回は、自分の学習している外国語のレベルが初級から中級に差し掛かった時点をどう判断するか?について、お話ししていきます。
ここでは初級レベルを「基本的な文法事項を一通り理解している」状態を指します。では、初級レベルを突破し、中級に差し掛かったとどう判断するか?
答えは、学習言語で『星の王子さま』(サン=デグジュペリ著、原題Le Petit Prince)を読む、です。
なぜ『星の王子さま』?理由は5つあります。
1. 小学生でも読める易しさ、かつ大人でも楽しめるストーリー
挿絵が多く、小学生でも読める易しい内容である。それにも関わらず、大人になってからでも読み応えがあるストーリーだから。
2. 薄くて、読み切れる
例えば英語版”The Little Prince“(Wordsworth editions)では、109ページと軽く、「読み切れた!」という自信にも繋がり、モチベーションを維持しやすい。
3. 基本的な文法事項が網羅されている
基本の文法事項プラス必須単語を抑えていれば、読める。
4. 世界中で翻訳されているため、自分の学習している言語がほぼ必ずある
星の王子さまは、200以上の国と地域の言葉に翻訳されているため、自分の学習言語で探しやすい。
(wikipediaよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/星の王子さま)
5. プラスアルファで、すでに習得済みの言語と対訳でレベルを測りやすい!
例えば、英語がほぼ上級レベルでスペイン語学習者であれば、二つの言語で比較しながら読むことで、「どの単語がわからなかったか」、「どの文法事項が弱いか」、など弱点を見つけやすくなり、学習に繋げやすくなる。
さて、上記いかがだったでしょうか?
私自身も、英語→ロシア語→スペイン語とまなぶ中で、『星の王子さま』を適宜、読むことで外国語のレベルを測ることができ、モチベーションを維持できました!
これほど、色々な言語で翻訳され、どんな年齢になっても読むたびに考えさせてくれ、外国語学習に適している本はないのでしょうか?
次回では、オススメ!Youtubeで聴ける『星の王子さま』Audiobookを紹介していきます💫